森友学園、保護者側と和解 子どもの強制退園巡る訴訟3件 

 学校法人「森友学園」(民事再生手続き中)が運営する大阪市淀川区の「塚本幼稚園」に通っていた子どもが強制退園させられたとして、保護者らが学園などに計約710万円の損害賠償を求めた大阪地裁での3件の訴訟で、学園が一部の金額を支払う内容で保護者側と和解したことが22日、関係者への取材で分かった。

 管財人弁護士が先月、学園の責任を認め、和解交渉を申し入れていた。一部の訴訟では、学園前理事長の籠池泰典被告(64)=詐欺罪などで追起訴=や妻の諄子被告(60)=同=のほか、現理事長の長女町浪氏も訴えられているが、個人としては今回の和解対象にはならず、係争が続いている。


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