メキシコ地震救助、時間との闘い 死者273人 

21日、地震で崩壊した学校で救助に当たる救助隊員=メキシコ市(共同)

 【メキシコ市共同】メキシコ中部で起きたマグニチュード(M)7・1の地震発生から21日で3日目を迎えた。倒壊した建物などの下敷きになった人々の生存率が急速に低下するとされる「発生後72時間」が迫り、救助活動は時間との闘いとなっている。ロイター通信によると、死者は273人に達した。

 校舎が崩壊した同市南部の学校では12歳の女児が生き埋めになっていると伝えられていたが、現場で捜索に当たる海軍の幹部は21日、生存者は学校職員の可能性があるとした。死者も含めて全ての児童・生徒の所在を確認した結果、不明になっている女児はいないと結論付けた。


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