国体選手の自殺で遺族が提訴 長時間残業が原因と賠償請求 

 岐阜県瑞浪市の病院で働いていた鈴田潤さん=当時(26)=が2014年に自殺したのは、長時間残業で精神障害を患ったことが原因として、鈴田さんの両親が21日、病院を運営するJA岐阜厚生連に約9千万円の損害賠償を求め、岐阜地裁に提訴した。鈴田さんはライフル射撃の選手で12年の岐阜国体では優勝した。

 訴状によると、長崎市出身の鈴田さんは10年4月、国体での活躍を期待されて厚生連に就職し、13年4月から瑞浪市の東濃厚生病院管理課で勤務。月3回程度の当直もあり、医療事務などに当たっていた。


  • LINEで送る