虐待疑い、初の3万人超え 緊急保護も最多、18歳未満 

 親や保護者から虐待されている疑いがあるとして、全国の警察が今年1~6月に児童相談所へ通告した18歳未満の子どもは3万262人だったことが21日、警察庁のまとめで分かった。昨年同期より5751人増え、半期ごとの統計がある2011年以降では初めて3万人を超えた。

 このうち生命や身体に危険があるとし、警察が緊急対応で保護した子どもは1787人に上った。昨年同期より236人増で、この統計を始めた12年以降、上半期では最多となった。

 警察庁の担当者は「社会的な関心が高まり、警察への通報が増えているのが要因とみられる」と分析している。


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