首相、全世代型の社保改革に意欲 NYで講演、「財源問題逃げず」 

ニューヨーク証券取引所で講演する安倍首相=20日(共同)

 【ニューヨーク共同】訪米中の安倍晋三首相は20日午前(日本時間同日夜)、ニューヨーク証券取引所で講演し、高齢者への給付が中心だった社会保障を改革し、現役世代に振り向ける「全世代型」の制度を目指す考えを表明した。幼児教育の無償化を図る意向も示した。改革実現について「大きな財源が必要になる。この問題から逃げることなく、答えを出す」と強調した。

 28日召集の臨時国会冒頭に衆院を解散する考えの首相は、衆院選でもこうした考えを訴える方針。財源に関し消費税財源の使途変更が念頭にあるとみられる。

 講演で首相は現行の社会保障制度に関し「全世代型の制度にする」と述べた。


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