漱石の映画、在英の監督が撮影中 留学の足取りたどる、来秋完成へ 

夏目漱石

 【ロンドン共同】小説「吾輩は猫である」などで知られ、今年で生誕150年の文豪・夏目漱石(1867~1916年)の足取りをたどるドキュメンタリー短編映画「漱石と私」の撮影が、漱石も留学したロンドンで進んでいる。在英の映画監督梶岡潤一さん(47)が来秋の完成を目指しており「素顔の漱石を国内外に発信したい」と意気込んでいる。

 ロンドン中心部から南へ約7キロ。漱石も1901年2月に訪れた美術館「ダリッジ・ピクチャー・ギャラリー」で8月25日、梶岡さんがロケを行った。カメラを向けるのは映画の主役の漱石研究家、恒松郁生・ロンドン漱石記念館元館長(65)。


  • LINEで送る