米国防権限法が上院を通過 13%増、ミサイル防衛を強化 

 【ワシントン共同】米上院は18日、2018会計年度(17年10月~18年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案を賛成多数で可決した。トランプ政権による増額要求を認め、戦費を含む計7千億ドル(約78兆円)の予算規模となった。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮情勢を念頭に置いたミサイル防衛強化などが柱。法案成立には下院との調整が必要となる。

 前年度の6190億ドルから約13%増額となり、軍事優先で「米国第一」の政策推進を目指す政権を後押しした格好だ。トランプ大統領は2月に「米軍再建のため歴史的な軍事費増額を行う」と表明していた。


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