大分で一時1200人孤立 住宅浸水、千棟に 

台風18号の影響により近くの川が氾濫し、倒壊した住宅=18日午後、大分県佐伯市

 台風18号で河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ大分県では18日、道路の寸断により佐伯市や津久見市などで一時約1200人が孤立状態となった。徐々に解消されたが、同日夕の段階でも198人が孤立している。大分県南部と宮崎県北部では多数の住宅が浸水し、大分県佐伯、津久見、臼杵各市と宮崎県延岡市で少なくとも千棟の被害が確認された。

 大分県豊後大野市では田んぼの様子を見に行った農家の男性(71)がなお行方不明になっており、県警などが捜索を続けた。延岡市では、女性(83)が家の周りで転倒し、左肩を骨折していたことも分かった。

 JR日豊線と豊肥線は一部で運転を見合わせた。


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