台湾、日本牛肉輸入を解禁 16年ぶり、BSE警戒緩和 

 【台北共同】台湾で食品の安全管理を担当する衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)は18日、日本での牛海綿状脳症(BSE)感染牛の確認を受けて2001年から禁止していた日本産牛肉の輸入を同日付で解禁したと発表した。解禁は16年ぶり。日本でBSEの発生例が長期間なく、台湾での警戒感が和らいだことが理由とみられる。

 和牛はアジアで人気があり、訪日旅行者の拡大を背景に台湾でも注目度が高まっているだけに、日本産牛肉の市場拡大につながりそうだ。

 オランダ、スウェーデン産牛肉も解禁の対象で、日本産は生後30カ月以下で脊髄など特定の部位を除くことなどの条件を付けた。


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