首相、10月衆院選の意向 早期解散、与党へ伝達 

安倍晋三首相

 安倍晋三首相が今月28日召集の臨時国会の早い段階で衆院を解散し、10月中の総選挙を検討する意向を与党幹部に伝えていたことが分かった。複数の政権幹部が17日、明らかにした。自民、公明両党は(1)10月10日公示、22日投開票(2)10月17日公示、29日投開票―の2案を想定して選挙準備に突入した。衆院3補欠選挙(10月22日投開票)を経て11月解散―12月総選挙も視野に置く。首相は18日から22日まで訪米する予定で、帰国後に最終判断する方針だ。

 早期解散は、民進党内の混乱や、小池百合子東京都知事側近が目指す国政新党の準備状況を踏まえた判断とみられる。


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