与党が年内解散へ準備 衆院選、首相検討の見方 

 自民、公明両党は、安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙を選択肢として検討しているとの見方から選挙準備を本格化させた。公明党は16日、緊急の幹部会合を東京都内で開き、9月28日召集の臨時国会冒頭や10月22日投開票の衆院3補選後の解散もあり得るとの認識で一致した。同党支持母体の創価学会も地方幹部を急きょ17日に都内に集める。ただ政権内には北朝鮮情勢を踏まえて早期解散に否定的見解もあり、首相は慎重に判断するとみられる。

 冒頭解散なら衆院3補選が総選挙に統合され、10月22日や同29日が投開票日と想定される。補選後なら11月解散―12月投開票が有力だ。


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