地下鉄テロ、高性能爆薬を使用か 18歳男拘束と英メディア 

15日、ロンドンの地下鉄パーソンズ・グリーン駅で、地下鉄車両内に置かれ、内部にある物から火が上がるバケツ。ソーシャルメディアの投稿写真(SYLVAIN PENNEC氏提供・ロイター=共同)

 【ロンドン共同】ロンドン地下鉄車両内で15日起きたテロで、16日付の英紙タイムズは治安当局の情報として、爆発した手製の爆弾には5月の中部マンチェスターの自爆テロや2015年のパリ同時多発テロで使われた高性能爆薬と似た爆薬が含まれていると報じた。

 英メディアによると、警察当局は16日、テロ容疑で18歳の男を南東部ドーバーで拘束した。実行犯かどうかは不明だが、警察は「重要な拘束」と説明。捜査や警戒は続行するとしている。負傷者は30人に増えたが重傷者はいない。

 爆弾は完全に爆発しなかったとみられ、専門家は作り方などに失敗した可能性を指摘している。


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