2017年9月16日 17:53 | 無料公開
栃木県那須町で3月、登山講習中の高校生7人と教員1人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、講習に参加した一部の教員が当日の訓練実施について「教員や生徒に反対や不安の声があった」と遺族に伝えていたことが16日、学校関係者への取材で分かった。 講習を主催した県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一委員長(当時)は事故後の記者会見で、訓練実施の判断について「教員や生徒から危険という意見はなかった」と説明。県教育委員会が設けた第三者による検証委員会が6月に公表した1次報告書も、参加した教員や生徒の見方には触れておらず、遺族は再調査を求めている。