金正恩氏、火星12発射を視察 核戦力完成「ほぼ終着点」 

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

 【北京共同】朝鮮中央通信は16日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練を視察したと報じた。金氏は核戦力完成の目標が「終着点にほぼ到達した」との認識を強調。「最終目標」は米国と力の均衡を成し遂げ軍事行動を抑止する核攻撃能力を持つことだと述べた。

 制裁強化に対抗し、核・ミサイル開発に追い込みを掛ける姿勢を示し、軍事的選択肢も排除しないトランプ米政権をけん制した。

 同通信は火星12が「予定された飛行軌道に沿って北海道上空を通過し、太平洋上の設定された目標水域に正確に着弾した」と伝えており、視察は15日とみられる。


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