土星突入、13年の観測に幕 NASAの無人探査機カッシーニ  

管制室でカッシーニの土星突入を確認し、活躍をたたえ合うNASAのチーム(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)などの無人探査機カッシーニは15日、13年にわたる土星や衛星の観測を終え、土星の大気に突入した。機体はばらばらになって燃え尽きたとみられる。NASAは「太陽系探査における画期的な活動の幕が下りた」と誇らしげに宣言した。

 突入は日本時間15日午後7時半ごろ。土星から電波が届くには80分余りかかるため、同午後9時ごろにカッシーニからの最後の信号を受信し、正式に確認した。米カリフォルニア州の管制室では、担当者らが抱き合ったり拍手をしたりした。


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