米共和党、頭越しの取引けん制 大統領の不法移民問題対応で 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が不法移民の若者の救済法案を巡り野党民主党との合意形成を進めていることについて、与党共和党のライアン下院議長は14日「いかなる法案も議会を通す必要があると大統領は理解しているはずだ」と指摘、頭越しの“取引”をけん制した。

 民主党執行部は13日、子供の時に親に連れられて不法入国した移民の救済策でトランプ氏と合意したと表明したが、トランプ氏は14日にこれを否定。その後「合意が近い」と述べるなど発言が揺らいでいる。民主党への接近を図ったとする共和党内の批判に配慮したとの見方が強い。


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