中国、SNSグループの監視強化 党大会控え摘発へ新規定 

北京市内の繁華街でスマートフォンを見る男性=14日(共同)

 【北京共同】中国国家インターネット情報弁公室は14日までに、会員制交流サイト(SNS)の「グループ」の監視強化を定めた新たな規定を公表した。10月8日から施行。習近平指導部は同月の第19回共産党大会を控え、社会の不安定化につながる動きに神経をとがらせており、党や政府に不都合な情報の投稿者を一斉に摘発する構えだ。

 中国当局は近年、ネット上での言論統制を強めてきたが、限定された仲間内の私的なやりとりも監視対象となったことで「何を口実に摘発されるか分からない」と不安の声が相次いでいる。


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