台風、地球温暖化で大型に スパコン「京」で予測 

 地球温暖化によって台風の強風域が拡大し、大型化するとの研究結果を海洋研究開発機構と東京大のチームがまとめ、14日、米気象学会の専門誌に発表した。

 スーパーコンピューター「京」を使うことで、これまであまり調べられていなかった温暖化による台風の大きさの変化予測に成功した。

 チームは、1979~2008年の現代の気候と、温暖化が進んだ2075~2104年の将来の気候を地球規模でシミュレーションし、比較した。同じ中心気圧の台風が発生した場合、将来の気候では平均風速15メートル以上の強風域の半径が10・9%拡大するとの結果が出た。


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