欧州議会「福島産緩和見直しを」 農水産品輸入で決議採択 

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会(定数751)は13日の本会議で、東京電力福島第1原発事故後に福島県などの農水産品に課している輸入規制をEUが緩和しようとしていることを巡り、再検討を求める決議を採択した。法的拘束力はないが、EU欧州委員会が近く始める最終調整で、決議内容の検討などのために時間をかければ、規制緩和の実施決定が遅れる可能性がある。

 採決結果は賛成543、反対100、棄権43など。決議は「放射性物質に汚染された食品が出回らない保証がない」と強調。


  • LINEで送る