天皇陛下、恒例の稲刈り 皇居内の田んぼ 

皇居内の田んぼで稲刈りをされる天皇陛下=13日午後(宮内庁提供)

 天皇陛下は13日午後、皇居内の生物学研究所の隣にある田んぼで、恒例の稲刈りをされた。稲は自身で春に種もみをまき、田植えをしたもの。陛下は、腰まで成長した稲の根元に鎌を入れ、手際よく刈り取った。

 植えられたもち米のマンゲツモチと、うるち米のニホンマサリ計200株のうち、この日、収穫したのは計100株。残りは後日陛下が刈り取る。宮内庁によると、今年の作柄は平年並みという。

 陛下は農作業を伝承するため、昭和天皇から田植えや稲刈りを引き継いだ。収穫したコメは11月の「新嘗祭」など皇室の神事に使われる。


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