憧れの日芸で“公開授業” 妻夫木聡と大根仁監督 

 映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(16日公開)の試写会付き公開授業が、東京都練馬区の日本大学芸術学部で開かれ、主演俳優の妻夫木聡が「僕にとっては憧れの日芸。この場所に来るとは夢にも思わなかった」と約180人の学生にあいさつした。

 「高校時代は、“日芸に入りたいボーイ”でしたが、学力不足という問題があって…」と語る大根仁監督に、女子学生が、ヒロインを魅力的に撮る秘訣を質問。

 大根監督は「俺の映画は、ヒロインが輝いていないとどうにもならない。テクニックではなく、『モテキ』の長沢まさみちゃんも、(今作の)水原希子ちゃんも、キャスティングが決まった段階で、その子をすごく好きになるということです」と力説した。

 「その分、現場でブッキー(妻夫木)をおざなりにしてしまった」と頭を下げたが、妻夫木は「(キスシーンなどで)興奮してくると、監督もカメラを持って希子ちゃんを撮りだすんです。(相手役の)僕の方にガンガン当たってきて、『ちょっと邪魔』って言われました。鼻息も荒いし、勘弁してください」と嘆いた。

 イベントには、原作漫画の作者渋谷直角も出席した。


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