善光寺「経蔵」を一般公開 重文、修復終え9年ぶり 

 長野市の善光寺は13日、経年劣化に伴い2008年4月から一般公開を中止していた国の重要文化財・経蔵の修復を終え、竣工式を開いた。式典後、9年ぶりに内部の一般公開を再開。

 経蔵は江戸時代の1759(宝暦9)年に建立され、間口と奥行きが11・5メートル、高さが13・5メートルある。内部中央の八角形の「輪蔵」に、仏教の経典を集めた「一切経」が納められており、輪蔵を回すと全ての経を読んだのと同じ功徳が得られるとされる。

 一般公開の中止後、14年から修復と耐震補強の工事が続いていた。


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