8月のビール類販売6%減 大手4社、天候不順響く 

 ビール大手4社の発泡酒などを含むビール類の8月の販売量が12日出そろい、全社で前年同月を下回った。業界関係者によると、市場全体では約6%減だった。天候不順の影響を大きく受けた。6月からの安売り規制の影響で販売が減少する中、ビール最需要期でも水を差された格好だ。

 市場全体で8月の販売量がマイナスになるのは2年ぶりで、マイナス幅は豪雨被害のあった2014年の約8%減に次ぐ大きさ。今年の8月は東日本を中心に雨の日が続いた。一方、西日本は暑い日が多かったものの、暑すぎてビアガーデンなど外での需要が振るわなかったという。


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