アロマオイルの誤飲相次ぐ 乳幼児12件、中毒の恐れ 

消費者庁が入る中央合同庁舎4号館=東京・霞が関

 自宅でアロマセラピーや香りを楽しむために使うアロマオイルを、乳幼児が誤飲する事故が相次ぎ、過去6年間で少なくとも12件あったことが12日、消費者庁への取材で分かった。死亡例はないものの、けいれんや嘔吐、下痢などの中毒症状が出る恐れがある。

 同庁消費者安全課の担当者は「香りが強く、大人が使っているのを見ると、子どもは興味を引かれやすい」として、子どもの手が届かない場所に保管するよう呼び掛けている。

 消費者庁が各地の30医療機関からの情報を集計し、判明した。誤飲したのはいずれも0~2歳の乳幼児で、入院例は1件。


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