2017年9月12日 17:45 | 無料公開
会談前に握手する中国の李克強首相(右)とIMFのラガルド専務理事=12日、北京(共同)
【北京共同】中国の李克強首相は12日、北京で記者会見し「各国は自由貿易を擁護し、それぞれの強みを発揮すべきだ」との見解を示した。保護主義的な政策を進めるトランプ米政権を念頭に置いた発言とみられる。
李氏は、自由貿易を通じて企業の競争を促し、消費者に多くの選択を与えることで成長の阻害要因を克服すべきだと指摘。「グローバル化の歩みを遮ることはできない。各国が一致協力してマクロ経済政策の協調を続ける必要がある」と述べた。
李氏は同日、国際通貨基金のラガルド専務理事や世界銀行のキム総裁ら国際機関トップと会談し、世界経済などについて意見交換。その後共同で会見した。