民進、離党検討議員へ慰留続く 説得は難航 

 民進党は12日の役員会で、離党を検討している衆院議員から意見を聴取し、慰留を続けている大島敦幹事長の対応を見守る方針を確認した。聴取を受けた後藤祐一氏(神奈川16区、当選3回)は、神奈川県を地盤とする国会議員団の会議に出席。離党を思いとどまるよう求められたが、応じなかった。説得が難航している前原執行部の求心力低下は避けられない情勢だ。

 役員会後、前原誠司代表は記者団から慰留の状況を巡り尋ねられたが、無言で党本部を去った。

 後藤氏は「党にとどまるか否か、現段階では決めていない。判断する時間はそれほど長くは取れない」と記者団に語った。


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