工藤会元幹部、傷害罪を主張 福岡地裁で結審、判決は12月 

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が起こしたとされる元警部銃撃など3事件で組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた元組幹部中田好信被告(42)の公判が12日、福岡地裁(丸田顕裁判長)であり、弁護側は最終弁論で「いずれの事件でも殺意はなく、傷害罪にとどまる。懲役10~15年が相当」と主張し結審した。判決は12月15日。

 最大の争点となっている工藤会トップ野村悟被告(70)ら上層部の関与を示す証拠もないとした。検察側は4日の公判で無期懲役を求刑している。


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