代替フロン規制で法改正へ 温暖化対策で経産、環境省 

 冷蔵庫やエアコンの冷媒に使われる強力な温室効果ガス「代替フロン」の一種、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の製造量を減らすため、経済産業省と環境省は12日、オゾン層保護法を改正し、製造を許可制にする方針を両省の合同会議で示した。来年の通常国会への法改正案提出を目指す。

 法改正により、オゾン層破壊物質と同様にHFCの製造量と使用量の基準限度を設定し、各事業者に製造量を割り当てる。輸出入量も規制する。

 冷蔵庫など廃棄機器からの回収率は38%(2015年度)にとどまっており、回収を強化するための制度措置も必要とした。


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