無届けデモ容疑で男逮捕、警視庁 経産省前で脱原発訴え 

 東京・霞が関の経済産業省前で脱原発を訴えている市民団体が11日夜、無届けでデモ行進したとして、警視庁公安部は12日までに、東京都公安条例違反の疑いで、デモを先導した住所、職業不詳の男を現行犯逮捕した。男は70代ぐらいとみられ、黙秘している。

 公安部によると、メンバーが経産省の敷地内のテントを設置してから11日で丸6年となり、約300人が集まって脱原発を訴える抗議行動していた。一連のデモを巡って、参加者が逮捕されたのは初めて。

 逮捕容疑は、都公安委員会の許可を得ず、約100人が経産省の外周を「原発やめろ」などと声を上げデモ行進した際、先頭で指揮した疑い。


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