臍帯血2千人分、廃棄せず 厚労省の緊急調査 

 個人の臍帯血を有料保管する民間バンクで、契約終了後も廃棄処分せずに保管し続けている臍帯血が5社で計約2100人分あることが厚生労働省の緊急調査で12日、分かった。厚労省は「契約が不適切だ」と指摘。根拠の無い高額な自由診療に使われる恐れがあるとして、民間バンクに業務内容を届け出るように指示する。

 調査は、経営破綻した民間バンクから流出した臍帯血が、全国の民間クリニックで無届け投与される事件が起きたのを受けて実施した。


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