体外受精、最多の42万件 赤ちゃん20人に1人、学会調査 

体外受精で生まれた子どもの数の推移

 日本で2015年に行われた体外受精は42万4151件で、赤ちゃんの約20人に1人に当たる5万1001人が生まれたとの調査結果を日本産科婦人科学会が11日までにまとめた。治療件数も出生数も過去最多を更新した。

 埼玉医大の石原理教授(産婦人科)は「より早い時期に不妊治療を受けられるよう、子育て支援や経済的援助などを充実していく必要がある」と話している。

 体外受精で生まれた赤ちゃんは、1983年に東北大で初めて誕生してから15年までに合計約48万2600人となった。調査によると、15年に体外受精をして出産に成功した女性の割合は11・7%だった。


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