沖縄県が地位協定見直し案提出 捜査主導など、日米に 

 沖縄県の翁長雄志知事は11日、東京都内で小野寺五典防衛相、米国のヤング駐日首席公使とそれぞれ会い、在日米軍の地位や基地運用の取り決めを定めた日米地位協定について、県が作成した独自の見直し案を提出した。沖縄県の見直し案提出は稲嶺恵一知事時代の2000年以来、17年ぶり。米軍による事件や事故が県内で相次ぐ状況の改善を訴える狙いがある。

 沖縄で昨年起きた新型輸送機オスプレイの不時着・大破事故の際に日本側が事実上調査できなかった経緯を踏まえ、米軍施設外の事件や事故で日本の捜査当局が現場統制を含めて主導したりすることができるようにする内容を盛り込んでいる。


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