オスプレイの大破は操縦ミス 米の報告書「安全飛行が困難」 

2016年12月、沖縄県名護市沿岸の浅瀬に不時着し、大破したオスプレイ

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイが昨年12月に同県名護市沿岸部で不時着し大破した事故に関し、米政府は、夜間に空中給油訓練を行っていたオスプレイのパイロットの操縦ミスだったとする最終報告書をまとめた。日本政府が11日、発表した。

 パイロットがオスプレイのエンジン出力を上げすぎ、右のプロペラが空中給油機の給油ホースに接触。機体の大きな振動などで「安全な飛行を継続することが困難」と認識し、機体を制御しながら意図的に不時着させたとしている。

 普天間飛行場所属のオスプレイは8月、オーストラリア沖での墜落事故で海兵隊員3人が死亡している。


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