北朝鮮制裁決議へ最終調整 米、11日採決を安保理に通告 

北朝鮮を巡る今後の政治日程

 【ニューヨーク共同】核実験を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議協議で、米国は9日、北朝鮮の経済的後ろ盾となってきた中国とロシアとの間で決議案の最終調整に入った。安保理には予定通り11日採決の方針を通告した。拒否権を持つ中ロに一段の歩み寄りを迫る一方、水面下の交渉で進展があった可能性がある。

 順当に採決すれば北朝鮮が建国69周年を迎えた9日の直後で、19日からはトランプ米大統領や安倍晋三首相ら各国首脳が北朝鮮を一斉に非難するとみられる国連総会一般討論演説が始まる。日米韓は弾道ミサイル発射を含めた北朝鮮の挑発行為を引き続き警戒する。


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