コロンビア内戦、和解の祈り ローマ法王、被害者らと 

 【ボゴタ共同】南米コロンビアを訪問中のローマ法王フランシスコは中部ビジャビセンシオで8日、昨年まで半世紀にわたった政府と左翼ゲリラなどによる内戦の被害者や元ゲリラら約6千人を招待して国民和解のための祈りの集会を開いた。法王は「信仰と希望を持って前を向き、歩けるよう共に祈り、許し合いましょう」と呼び掛けた。

 左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)=政党「人民革命代替勢力」に改組=との昨年の和平合意では、殺人や誘拐など数々の罪を犯してきたゲリラに政府が譲歩し過ぎたとの批判も根強い。法王は家族を内戦で失った人々や元ゲリラらを一堂に集め、両者の和解を促した。


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