中村太地さんがバイオリン1位 ブラームス国際コンクール 

中村太地さん(ヨハネス・ブラームス国際コンクール提供)

 オーストリア南部ペルチャッハで開かれているヨハネス・ブラームス国際コンクールは8日、バイオリン部門の決勝が行われ、北九州市出身の中村太地さん(27)が1位になった。

 中村さんはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏、会場から大きな拍手と歓声を受けた。「ロシアの雄大で荒涼とした土地をイメージした。1位が取れてうれしく、ほっとした。聴衆の反応が良く、幸せだった」と話した。

 中村さんは高校卒業後、ウィーンに渡り、現在、ウィーン国立音楽大学の大学院に在籍。2015年の同コンクールでも3位になった。

 同国際コンクールは欧州で権威あるコンクールの一つ。(共同)


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