2017年9月8日 20:13 | 無料公開
経済産業省は8日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分の研究開発に関する会合を開き、2018年度から5年間の研究開発計画の素案を示した。処分場の建設に適した地質環境かどうか詳しく調べる技術を強化する。安全性を向上させる設計や施工技術の開発にも取り組む。来年3月末までに正式にまとめる。 核のごみは地下300メートルより深い岩盤に埋め、放射線が十分に下がる数万年から10万年先まで生活環境から遠ざける。研究開発により、処分場の安全を損なう恐れのある火山や断層の活動を長期的に評価できるようにする。