都、屋内飲食店は「原則禁煙」 五輪に向け罰則付き条例提案へ 

飲食店での喫煙=7月、東京都内

 東京都の小池百合子知事は8日の定例記者会見で、20年東京五輪・パラリンピックに向け、飲食店を含め多数の人が利用する施設の屋内を原則禁煙とする罰則付きの受動喫煙防止条例を制定すると表明し、基本的な考え方を公表した。厚生労働省も受動喫煙防止に向けた法改正を目指しているが、都はIOCが掲げる「たばこのない五輪」実現に向け、先行して防止に乗り出す。

 10月6日まで都民らの意見を募集した上で17年度内に条例提案し、19年のラグビーW杯日本大会までの施行を目指す。

 都条例の考え方によると、医療施設や小中高校は敷地内を禁煙とし、飲食店などは喫煙専用室の設置を認める。


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