違法銃器2万6千丁を回収、豪州 大赦で国民が自発的に提出 

 【シドニー共同】オーストラリアのキーナン司法相は8日、銃の不法所持を期間限定で不問に付す大赦に伴い実施している違法銃器の回収で、これまでに国民から約2万6千丁の自発的な提出があったと発表した。

 オーストラリアは、1996年に南部タスマニア州で男が銃を乱射、35人を殺害した事件後、大赦で大量の銃器を国民から買い上げて銃規制に成功。近年のテロ事件で違法銃器が使用されたことを受けた大赦で、期間は7月1日から今月30日まで。今回は買い上げはしていない。

 キーナン氏は「大きな成果で、国民が自分自身や家族、地域を守ろうと真剣に考えていることの表れだ」との声明を出した。


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