強引な買い取りに注意呼び掛け 高齢者狙い貴金属など 

 「不要な着物はありませんか」などと買い取り業者が突然押し掛け、貴金属などを安い価格で強引に買い取るトラブルが後を絶たないとして、国民生活センターは7日、注意を呼び掛けた。被害者の多くを高齢女性が占め、「終活」で不要品の整理中に巻き込まれるケースも目立つ。

 同センターによると、こうした訪問購入を巡って全国の消費生活センターなどに寄せられた相談は、2013年4月以降、約3万5千件。うち60歳以上の割合が7割に上った。

 売却後も8日間はクーリングオフできることの説明もなく、契約書の内容も不十分な例が少なくなかった。


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