2017年9月6日 19:53 | 無料公開
厚生労働省の専門委員会は6日、国立成育医療研究センター(東京都)が申請した、人の再生医療に使う胚性幹細胞(ES細胞)の作製計画を了承。6月の京都大に次いで国内2例目。 同センターによると、埼玉医大で不妊治療を受ける夫婦から余った受精卵を提供してもらい、本年度中にES細胞を作製。研究機関や製薬企業に向けた無償提供を始めることを目指している。主に子どもでみられる1型糖尿病や、代謝に異常が起きる「ムコ多糖症」などの治療への応用を想定している。 ES細胞は、体のさまざまな細胞に変わる能力を持ち、大量に増やすことができる。海外では網膜の病気などで治験が進んでいる。