2017年9月6日 12:03 | 無料公開
東京電力福島第1原発事故後も避難せず診療を続けた院長が昨年末に死去した福島県広野町の高野病院で、今年4月に就任した阿部好正院長(65)が9月末に退職することが6日、病院関係者や県への取材で分かった。後任は未定。診療は継続する。 病院によると、6月末に退職の申し出があった。阿部院長の専門は小児科だが、病院では内科や精神科の診療が中心となったことなどを理由に挙げているという。 阿部院長は昨年12月に火災で亡くなった院長の高野英男さん=当時(81)=と生前交流があり、長野県の大町保健福祉事務所長から着任した。