70キロトンから上方修正も 核実験規模で防衛相 

3日、北朝鮮北東部で(核実験によるとみられる)大きな揺れがあったことを示す、中国地震局のホームページ

 小野寺五典防衛相は5日の記者会見で、北朝鮮の核実験に関し、地震から試算した爆発規模を当初の70キロトン(TNT火薬換算)から上方修正する可能性があるとの認識を示した。地震のマグニチュード(M)の確定値が初期値の5・8を上回りそうだと指摘した上で「破壊力、能力がさらに大きかったと推定することになる」と述べた。

 小野寺氏によると、包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)が示した地震のマグニチュード(M)の初期値に基づく試算では約70キロトンだったが、今後示される確定値がM5・9~6・0に達するとの情報がある。小野寺氏は「確定値が出た段階で分析する」と語った。


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