旭川の三浦綾子文学館、分館建設 旧宅の書斎を移設 

三浦綾子記念文学館分館(右)の完成予想イメージ(同館提供)

 作家三浦綾子さんの業績を紹介する三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)の隣に分館を建設し、三浦さんの旧宅の書斎を移設展示することが決まった。運営する財団が1日、明らかにした。来年4月に着工し、同9月に開館する予定だ。

 分館は、文学館の隣の国有林を借りて建設する。約130平方メートルの平屋で、市内の旧宅から12畳の書斎と床の間を移設。机や目覚まし時計なども移し、三浦さんと夫光世さんが口述筆記で多くの作品を生み出した当時の書斎を忠実に再現する。

 代表作「氷点」の展示を目当てに文学館を訪れる人が多いといい、同作の原稿など関連資料を分館に常設展示する。


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