囲碁名人戦、井山が黒星スタート 第1局 

井山裕太碁聖

 囲碁の全七冠復帰を目指す井山裕太碁聖(28)が高尾紳路名人(40)に挑戦する第42期名人戦7番勝負の第1局は30、31の両日、大阪市で打たれ、高尾名人が271手で白番半目勝ちし、井山碁聖は黒星スタートとなった。

 井山碁聖は2016年4月の十段獲得で、史上初の全七大タイトル同時制覇を達成した。同年11月に名人を失冠したが、その後は保持する6タイトルを全て防衛、名人奪回で前人未到の七冠復帰に挑む。

 高尾名人は前期、2度目の名人を獲得し井山碁聖の七冠独占を崩した。今期は2連覇を狙う。

 第2局は9月12、13の両日、東京都文京区で行われる。


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