キリシタン遺産現地調査へ 来月4日からユネスコ機関 

 文化庁は29日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)の調査員が、9月4日から11日間の日程で、来年の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)を現地調査すると発表した。

 調査結果を踏まえ、来年5月ごろ、世界遺産にふさわしいかの判断をユネスコに勧告。夏の世界遺産委員会で登録の可否が審査される。

 現地調査に当たるのはオーストラリアの専門家。国宝の大浦天主堂(長崎市)や潜伏キリシタンが暮らした天草の崎津集落(熊本県天草市)などの構成資産を回り、保全状況などを確認する。


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