大飯、玄海原発の工事計画認可 規制委、再稼働は今冬以降 

九州電力玄海原発3号機(右)と4号機=佐賀県玄海町

 原子力規制委員会は25日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)と九州電力玄海原発3号機(佐賀県)の設備設計をまとめた工事計画をそれぞれ認可した。再稼働に向けた手続きは最終局面に入ったが、規制委が現地で機器の性能を確認する使用前検査などは残っており、再稼働は当初の見込みよりも遅れ、今冬以降になる公算は大きい。

 原発が再稼働するには、新規制基準に基づく審査合格のほかに、工事計画と原発の運用ルールに当たる保安規定の認可が必要で、玄海は1月、大飯は5月にそれぞれ審査に合格した。立地自治体による再稼働への「地元同意」の手続きは、玄海3、4号機は完了した。


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