日米線で「ジャンボ機」引退へ デルタ航空、10月末で 

米デルタ航空のボーイング747=6月、成田空港

 米航空大手のデルタ航空は25日、「ジャンボ機」の愛称を持つ米ボーイング747の日本と米国を結ぶ路線での運航を、10月30日に成田空港を出発する米中西部デトロイト行きの便で終えると明らかにした。これで米航空会社の日本路線定期便からジャンボ旅客機が消える見通しだ。

 デルタ全体でもジャンボ機は年内に引退する予定。12月17日の韓国・仁川発デトロイト行きがジャンボ機の最後の運用になりそうだという。ジャンボ機は前方が2階建てで、1970年代以降の大量輸送を担って海外旅行を身近にした名物機。だが、燃費性能が劣ることなどが敬遠されて引退が相次ぎ惜しむ声が広がりそうだ。


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