帰宅困難者受け入れで訓練 ギンザシックスが初実施 

東京・銀座で行われた災害時の帰宅困難者受け入れの訓練で、負傷者役の人を担架で運ぶ参加者=25日午前

 東京都中央区の松坂屋銀座店跡地で4月に全面開業した複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」の運営会社は25日、災害に備えて、帰宅困難者を施設に受け入れる訓練を初めて実施した。災害時のスムーズな対応につなげる狙い。

 国土交通省は、東京五輪が開かれる2020年までに取り組む対策をまとめた工程表に帰宅困難者対策を盛り込み、鉄道会社などに避難施設整備を促す方針。都心で施設整備や訓練の動きが広がりそうだ。

 ギンザシックスの店舗の商業面積は銀座最大で、帰宅困難者約3千人の受け入れができる。訓練には周辺で働く人ら30人程度が帰宅困難者役として参加。


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