死傷の5人は同じ階に入居 岐阜の介護施設 

 岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で7月末から高齢入所者5人が相次ぎ死傷した問題で、5人は同じ2階に入居していたことが19日、施設への取材で分かった。県は介護保険法などに基づき立ち入り調査し施設の運営状況の確認を進め、県警も関係者らから事情を聴くなどして調べている。

 施設によると、死亡したのは80~90代の男女3人で、90代の女性2人がけがをした。5人が入居していたのは4階建ての2階の認知症専門棟だった。担当していた職員は18人おり、全員が県警に聴取されているという。

 県は「立て続けというのは非常に珍しいケース」として、再調査も検討している。


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